2025/03/09 21:32

初めまして、井上珈琲ラボの井上です。
ここではコーヒーに関するTips'等を紹介していきますので、コーヒーに興味のある方は一緒に勉強をしていきましょう。

まず初めに皆さんが普段飲んでいるコーヒーですが、何から出来ているかご存じでしょうか?

コーヒー””と言いますが、実際には豆ではなく木の実の種子を原材料としています。

その後に様々な処理(詳細は後日)を行い、皆さんが普段目にするコーヒー豆となります。
コーヒー栽培はコーヒーベルトと呼ばれる熱帯地域の一部に限られます。
特に中米諸国・コロンビア・タンザニア等の火山の山麓。エチオピアの高原等々、年平均気温が22度前後の無霜地帯が適しています。

コーヒーの歴史は非常に興味深く、古代から現代に至るまで多くの文化や地域に影響を与えてきました。

起源と伝説 コーヒーの起源にはいくつかの伝説がありますが、最も有名なのはエチオピアのヤギ飼い「カルディ」の話です。9世紀頃、カルディはヤギが赤い実を食べた後に活発に動き回るのを見て、その実を修道士に持ち込みました。その結果、修道士たちはその実を利用して眠気を覚ます飲み物を作り出したと言われています。

アラビア半島への伝播 コーヒーはその後、アラビア半島に伝わり、15世紀にはイエメンのスーフィー(イスラム神秘主義者)たちによって宗教儀式で使用されるようになりました。この時期に「カフワ」という名前で知られるようになり、焙煎された豆を使った飲み物が広まりました。

ヨーロッパへの進出 17世紀になると、コーヒーはヨーロッパに伝わり、特にイタリアやフランスで人気を博しました。ロンドンやウィーンではコーヒーハウスが開店し、文化的な交流の場としても機能しました。

日本への伝来 日本には江戸時代にオランダ人によって長崎の出島を通じて伝わりましたが、一般的に広まったのは明治時代以降です。現在では日本でもコーヒー文化が根付いており、多くの人々に愛されています。